パスポート手数料、マイナンバー不使用で300円値上げへ

 

 

 

 

政府は6月21日の閣議で、パスポートの手数料に関する旅券法施行令の一部改正を決定しました。これにより、来年3月から全都道府県で新規の旅券（パスポート）に対してマイナンバーカードを使ったオンライン申請の受け付けが開始されます。この変更に伴い、手数料が調整されることになります。

手数料の変更内容
新しい手数料体系は以下の通りです：

オンライン申請（マイナポータル利用）：

10年間有効の旅券：16,000円 → 15,900円
5年間有効の旅券：11,000円 → 10,900円
書面申請：

10年間有効の旅券：16,000円 → 16,300円
5年間有効の旅券：11,000円 → 11,300円
オンライン申請を利用することで、手数料は100円安くなりますが、従来の書面申請の場合は300円の値上げとなります。これは申請時の業務にかかる人件費や経費を反映させたものです。

盗難や偽造対策の強化
また、来年3月24日以降の申請分からは、盗難や偽造対策を強化した新しい旅券が交付される予定です。これにより、セキュリティが向上し、旅券の信頼性がさらに高まることが期待されます。

まとめ
今回の手数料変更は、マイナンバーカードの普及とオンライン手続きの促進を目指したものであり、ユーザーにとっては利便性の向上とコストの削減を図る一方で、従来の書面申請には若干の負担増を伴います。

ポイント：

マイナポータルを利用したオンライン申請で手数料が100円安くなる
書面申請の場合は手数料が300円高くなる
2024年3月24日以降、新しいセキュリティ強化された旅券が交付される
パスポートを取得または更新する際には、この新しい手数料体系と申請方法を考慮して、よりお得で便利な方法を選ぶことをおすすめします。