2023年度の個人株主数、過去最多の7445万人に

 

 

 

 

東京証券取引所などが2日に発表した上場企業（3984社）の株式分布状況調査によると、2023年度の個人株主数は延べ7445万人となり、過去最多を記録しました。前年度から462万人増え、これで10年連続で前年度を上回ったことになります。

個人株主の保有額も過去最高
個人株主の保有額も「個人・その他」で170.4兆円（16.9%）に達し、前年度よりも39.2兆円増加し、過去最高となりました。これには歴史的な株高や、新しいNISA（少額投資非課税制度）の影響で取引が活発だったことが背景にあります。

株高と新NISAが取引活発化を促進
日経平均株価は昨年4月に2万8千円台から翌月には3万円台を回復し、今年3月には4万円台に達し最高値を更新しました。また、新NISAの枠内で個別株を購入する個人投資家が増加していると見られます。

2023年度の個人株主数は7445万人と過去最多
個人株主の保有額も170.4兆円で過去最高
株高と新NISAが取引活発化の要因
株主数の計算方法
なお、株主数は銘柄ごとの投資家数を足し合わせたものであり、1人が5銘柄を持っていれば5人と数えられます。

このデータは、日本の個人投資家がますます株式市場に関心を持ち、積極的に参加していることを示しています。今後も株式市場の動向に注目が集まることでしょう。