渡辺正行、ダウンタウンとの初共演を語る「俺たちの時代じゃない」

 

 

 

 

タレントの渡辺正行さんが、13日に千原ジュニアさんのYouTubeチャンネルにゲスト出演し、ダウンタウンとの初共演秘話を明かしました。渡辺さんはラサール石井さん、小宮孝泰さんと組むコントグループ「コント赤信号」のリーダーとして、漫才ブームの中で大ブレイクしましたが、ダウンタウンとの出会いが彼の漫才への姿勢を大きく変えるきっかけになったと語っています。

ダウンタウンとの出会い
渡辺さんは、コント赤信号として単独ライブのオファーを受けた際、同時に「大阪の若い子たちも一緒に出演させてくれ」というリクエストを受けました。その「若い子たち」として登場したのが、当時まだ無名だったダウンタウンです。彼らの漫才を見た渡辺さんは、その斬新さと面白さに驚愕しました。

「えっ？ 何これ、って思って。名前も知らなくて、何コイツら？ って思って。すっごい面白いし、すっごいウケる」

大阪漫才への固定観念が崩れる
渡辺さんはそれまで、大阪の漫才といえば「パワー系」のイメージが強く、自分の発想の方が勝っていると思っていたと語ります。しかし、ダウンタウンの漫才を目の当たりにし、その発想力とパワーの両立に驚きました。

「こんな発想の漫才してくるんだ…大阪で育って、しかも発想もよくてパワー持ってて」

ネタ作りからの引退を決意
ダウンタウンの漫才を見たことで、渡辺さんは「自分たちの時代は終わった」と感じ、漫才のネタ作りから徐々に距離を置くことを決意しました。

「これはダメだ。こんなのが出てきちゃ、もう…。俺たちの時代じゃないや」

渡辺さんにとって、ダウンタウンとの出会いは単なる一度の共演に留まらず、自身の漫才観やキャリアに大きな影響を与える出来事となりました。

ダウンタウンの登場が、日本の漫才にどれほどの衝撃を与えたか、渡辺さんの語りからもその影響の大きさが感じられます。