シャープ、隈研吾氏デザインの空気清浄機を発表—木材を使用した新たな挑戦

 

 

 

 

シャープは9月26日、建築家の隈研吾氏がデザインした空気清浄機を10月21日に発売すると発表しました。この新製品は、外装に本物の木材を使用し、空間に自然に溶け込むデザインが特徴です。法人向けを中心に、個人向けにはECサイトを通じて提供され、希望小売価格は55万円で、月産最大100台を見込んでいます。

自然素材を活かした洗練されたデザイン
新しい空気清浄機は、側面に無垢材を格子状に並べ、天面には薄さ0.6ミリメートルの木の板を6枚重ねることで反りや割れを防ぐ工夫が施されています。操作ボタンやロゴは天面の内側に配置され、一見しただけでは家電には見えないデザインが実現されています。これにより、ホテルや教育施設など、インテリアに調和する製品を求める場所に最適です。

隈研吾氏、家電デザインへの初挑戦
隈研吾氏は国立競技場の設計を手掛けたことで知られ、家電デザインは今回が初めてです。製品発表会で隈氏は「木材を家電に使うのは挑戦だったが、家電の歴史に新たなページを加えることができた」と語り、その手応えを感じています。

新しい空気清浄機の可能性
この製品は、家電とインテリアを融合させた革新的なデザインとして注目されています。隈研吾氏による自然素材を活かした空気清浄機は、デザイン性と機能性を兼ね備えた新しい提案として、多くの場面で活用されることが期待されています。