渡辺謙、沈黙を貫く「SHOGUN」真田広之のエミー賞快挙

 

 

 

 

64歳の渡辺謙さんが、再々婚した妻と共に夜の六本木を闊歩する姿が報じられました。彼のそばには、全身ホワイト系の装いをした妻の姿。堂々と連れ立つその姿に、かつてのスキャンダルも遠い過去のように思えます。

しかし、この夜の食事の席で渡辺さんが語ったであろう話題の中には、9月16日に発表された「エミー賞」についての言及があったかどうかが気になるところです。かつて、同じ作品で共演した“後輩”である真田広之さんが、主演・プロデューサーを務めたドラマ『SHOGUN 将軍』がエミー賞で18冠を達成し、世界的な注目を集めています。しかし、その快挙に対して渡辺さんが公に祝辞を述べた様子はありません。

先輩・渡辺謙と後輩・真田広之の歩んだ道
真田広之さんと渡辺謙さんが初めて共演したのは、2003年の映画『ラスト サムライ』。この作品で、渡辺さんは武士団のリーダー、勝元盛次役を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。当初、真田さんがこの役を演じる予定だったといいますが、最終的には渡辺さんがキャスティングされ、真田さんは勝元の家臣・氏尾役に回りました。

「真田さんは、役柄や知名度で渡辺さんよりも“一歩下がった”立場に見えましたが、撮影時には衣装や小道具、所作にまでこだわり、『間違った日本人像を壊したい』という強い思いを持っていました」と映画関係者は語ります。

渡辺さんはその後、ハリウッドで成功を収め、日本の名を世界に広める俳優としてミュージカル『王様と私』ではトニー賞にもノミネート。一方、真田さんは2005年にハリウッドへ移ったものの、当初は思うような結果を出せない時期が続きました。

真田広之の快挙と渡辺謙の沈黙
今回、エミー賞で歴史的快挙を成し遂げた真田さん。そのニュースは、日本国内外で大きな反響を呼んでいますが、かつて同じ道を切り開いた渡辺さんの反応はどうだったのでしょうか。

真田さんと渡辺さんは共に国際的な俳優としての地位を築いてきましたが、これまで比較されることも多かった2人。そのため、今回の真田さんの快挙に対して、渡辺さんが沈黙を守ることには何か深い意味があるのかもしれません。祝辞を述べないその背景には、二人のこれまでの歩みや、国際舞台での役割に対するそれぞれの想いが交錯しているのかもしれません。

次なるステージへの期待
真田広之さんのエミー賞18冠達成は、日本の俳優が世界で活躍する可能性を再び示しました。そして渡辺謙さんもまた、これまでの功績を背負って、さらなる挑戦を続けています。今後、二人の俳優が再び同じ舞台に立つことがあれば、それは日本のエンターテインメント界にとっても大きな転換点となるでしょう。