警察が注意喚起、違法クレーンゲームの実態に驚きの声が広がる

 

 

 

 

 

9月27日、長野県内で違法なクレーンゲームに関する警察の注意喚起チラシがX（旧Twitter）上で話題となりました。話題の発端となったのは、個人でゲームセンターを運営する「ニャライズ」（登録者数500人）というユーザーです。彼は、YouTubeでゲーム実況を投稿していることで知られています。

ニャライズは、「警察の人来たよ。県内で違法クレーンゲームあったんだって」とコメントし、警察から渡されたチラシの写真を投稿しました。チラシには、「風営適正化法違反に該当するクレーンゲーム等の営業が確認されています」と記載されており、違法となるクレーンゲームの具体例も挙げられていました。

クレーンゲームの違法ポイント
警察のチラシによると、以下のようなクレーンゲームは「風営適正化法」の賞品提供違反に該当する可能性があると警告されています。

クレーンゲームで「代替品や鍵等を交換する」
「ピンポン玉を特定の窪みに落とす」
「番号札を倒す」
この投稿を見たユーザーからは、「これって結構見かけるけどダメなんだ！？」といった驚きの声が続出し、投稿は1万1000以上のリポストを記録、表示回数は1000万回に迫る勢いです。

ゲームセンター業界のグレーな実態
日本のゲームセンターは、風○営業法に基づき「5号営業」として規制されています。この法律では、遊技の結果による賞品提供が原則として禁止されていますが、警察庁の解釈運用基準により、「クレーンで釣り上げた物品が小売価格おおむね1000円以下」であれば例外的に認められています。

しかし、違法とされる「二次交換」の手法、つまりくじを取らせた後に景品を交換する方法や、店員が受け渡しに関与するケースも見受けられます。さらに、1000円を超える高額な景品が提供されることもあり、現場の運営は実態としてグレーゾーンが広がっているのが現状です。

今後の動きに注目
この問題は、クレーンゲームが娯楽として根強い人気を持つ一方で、法律の解釈と現実の運営がかけ離れた部分が多いことを示しています。法の枠組みを守りながら、消費者も安心して楽しめる環境作りが今後求められるでしょう。クレーンゲーム愛好者にとっても、法的な観点での理解を深めることが重要になってきます。

ポイント
警察が「風営適正化法」に基づく違法クレーンゲームへの注意喚起を実施
違法となるクレーンゲームの具体例を提示し、ユーザーから驚きの声が続出
ゲームセンター業界の運営実態は「グレーゾーン」が広がる
このような問題に直面したときは、法的なルールに則って遊ぶことが大切ですね。