サザンオールスターズ「最後の夏フェス」、世代を超えてどこまで響いたか？

 

 

 

 

9月23日に開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」で、サザンオールスターズは「最後の夏フェス出演」を果たしました。全国300館以上の映画館でライブビューイングも行われ、ひたちなか会場だけでなく多くの人々がこの特別なステージに熱狂しました。全19曲、約100分間にわたるパフォーマンスは、まさに伝説的な盛り上がりを見せました。

サザンオールスターズの存在感
サザンオールスターズや桑田佳祐の存在は、日本のロック界における象徴的なものであり、多くの人々にとって特別なものです。私自身も、サザンオールスターズと桑田佳祐のすごさを考察し、書籍を出版するほどリスペクトしています。そのため、「最後の夏フェス出演」という出来事に強く感情移入し、大いに盛り上がりました。

サザンオールスターズは日本のロックシーンで特別な存在
桑田佳祐は世代を超えたカリスマ性を持つアーティスト
ライブには熱狂的なファンが多数参加
若い世代に響いたのか？
しかし、私世代が抱くこの特別な感情が、若い世代にも共有されているのかという疑問もあります。桑田佳祐は68歳。10代から30代の若い世代にとっては、父親や祖父の世代にあたります。そのため、私たちが感じる「サザンオールスターズの偉大さ」や「最後の夏フェス出演」が、同じように深く響いているのかどうか不安を感じます。

若い世代にとって、サザンの存在は少し遠いものかもしれない
桑田佳祐の年齢は若者にとっては父親や祖父の世代にあたる
「最後の夏フェス出演」というフレーズがどれほど響いたか疑問
私が若いころ、有名人で68歳といえば、田中角栄のような存在でした。当時の私が、もし彼が『マンピーのG☆SPOT』を歌うのを見たとしたら、強烈な違和感を抱いたことでしょう。今の若い世代にとって、桑田佳祐をどう捉えているかは、私がかつて田中角栄を見た感覚に近いかもしれません。

世代を超えたサザンの魅力
とはいえ、サザンオールスターズの音楽には普遍的な魅力があります。世代を超えて、多くの人に愛されてきた理由は、その音楽の質とパフォーマンスの力にあるのです。だからこそ、若い世代にもこの「最後の夏フェス出演」が何かしらの形で響いていることを期待しています。

次の世代にもサザンの魂が伝わることを願いつつ、彼らの音楽がこれからも日本の音楽シーンで生き続けることを信じています。