「社外取締役 島耕作」辺野古基地抗議者の描写問題で謝罪、内容修正へ

 

 

 

 

17日発売の漫画雑誌「モーニング」に掲載された「社外取締役 島耕作」において、沖縄・名護市辺野古の新基地建設への抗議者が「日当をもらっている」という描写が問題視され、21日、モーニング編集部と作者の弘兼憲史氏が連名でホームページ（HP）上で謝罪しました。作品の描写について「軽率な判断だった」とし、単行本掲載時には内容を修正することを表明しています。

描写の背景と問題の経緯
編集部の説明によると、作者と担当編集者が沖縄を訪れ、取材活動を行った際に「新基地建設反対派のアルバイトがある」という話を複数の県民から聞き、その内容を作品に反映させたとしています。しかし、この表現は多くの読者や関係者から批判を受け、抗議者への偏見や事実に基づかない印象を与える恐れがあるとして問題になりました。

今後の対応
モーニング編集部と弘兼氏は、読者に謝罪し、単行本に収録する際には問題のある部分を修正すると発表しました。今回の一件は、現地取材による情報収集の過程に問題があったとし、読者や関係者に誤解を与えたことを深く反省しています。

今回の騒動は、報道や創作における事実確認の重要性を改めて浮き彫りにしました。