高橋洋一氏が語る「出口調査が当てにならない理由」― マスコミへの不信感が影響

 

 

 

 

元内閣官房参与で経済学者の高橋洋一氏が、21日にニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー！」に出演し、選挙の出口調査が最近当てにならない理由について言及しました。高橋氏は、27日に投開票が予定されている衆議院選挙の選挙速報に関連して、出口調査に対する現状を詳しく説明しています。

マスコミへの不信感が出口調査に影響
高橋氏は、かつて出口調査は正確なものとして信頼されていたものの、最近では「マスコミの〇〇です」と名乗って出口調査をすると、意図的にウソを答える人が増えていると指摘しました。その背景には、マスコミに対する信頼が低下していることが大きく影響しているとのことです。特に、マスコミに対して嫌悪感を抱く人々が調査に協力しない、もしくは誤った情報を提供するケースが増えているという現象が見られるようです。

選挙速報に影響を与える不確実性
番組内でパーソナリティーの垣花正アナウンサーが「信用されていないというか嫌われている」と付け加えると、高橋氏もその意見に同意し、「マスコミが名乗ると調査が当てにならなくなる」と強調しました。このため、選挙速報が出される午後8時には、各社が結果を公表するかどうか、慎重な姿勢で臨む必要があるとしています。

高橋氏の発言から、マスコミと有権者との信頼関係の希薄化が、選挙結果の予測にも大きな影響を及ぼしている現状が浮き彫りになっています。選挙速報の正確さに疑問が生じる中、今後の報道や調査手法についても再考が求められそうです。