高齢者に「マックと吉野家」を勧める医師、その意外な理由とは？

 

 

 

 

 

高齢者の健康を支える食生活について、意外な提言が話題を呼んでいます。医療法人社団悠翔会の佐々木淳理事長は、「日本に寝たきりの高齢者が多いのは、痩せが原因」と指摘し、65歳以上のシニア世代には「血圧や血糖値よりもまず、十分な食事量が重要」と語ります。

“痩せ”が招く健康リスク
歳を重ねると、筋肉量が自然に減少しますが、これが日常生活の活動量を減らし、飲み込む力の低下にもつながります。その結果、食事が細くなり、筋肉量のさらなる減少を招きます。この悪循環が寝たきりを含むリスクを高め、誤嚥性肺炎や骨折といった深刻な健康問題の要因にもなり得るのです。高齢者が元気に暮らすには「筋肉を守り、体重を減らさないこと」が重要です。

体重と筋肉を守る“ジャンクフード”のすすめ
そこで佐々木先生が勧めるのが、「マック」や「吉野家」といったジャンクフード。意外に思われるかもしれませんが、これらは高カロリーで栄養価もあり、手軽に食べられるため、シニアが食事をしっかり摂るために最適な選択肢の一つといえるのです。

カロリーが豊富で手軽に食べられる
食事への意欲を引き出し、必要なエネルギーを確保
筋肉量の維持に貢献し、活動量の減少を防ぐ
血圧や血糖値が気になる方も少なくありませんが、高齢期には、まず筋肉や体重を維持することが健康寿命を延ばす鍵となります。