原付き免許で小型オートバイの運転が可能に、警察庁が方針を発表

 

 

 

 

警察庁は、2025年4月1日から、原付きバイク（総排気量50cc以下）の運転免許で、小型オートバイ（総排気量50cc超125cc以下）のうち、最高出力を抑えた車体の運転を認める方針を明らかにしました。この新しい規制では、最高出力を4キロワット以下に制御した小型二輪車が対象となり、この程度であれば加速性能が原付きバイクと同等になるとされています。

対象: 最高出力を4キロワット以下に制御した小型二輪車（総排気量50cc超125cc以下）
従来のルール: 時速30キロの速度制限、2人乗りの禁止、交差点での2段階右折などの原付きバイクに関する規制は変わらない
免許の取得方法: 従来と同じ方法が適用される
この変更により、原付きバイクの免許で運転できる車体の範囲が拡大されることになりますが、速度規制や2段階右折などの既存のルールは引き続き適用されます。

警察庁は、今回の改正について、8月30日から9月28日までの期間でパブリックコメント（意見公募）を受け付ける予定です。

原付きバイクは、2023年7月時点で国内に約431万台が利用されており、2025年11月以降に施行される新たな排ガス規制により、現行の区分の原付きバイクは生産が終了することが見込まれています。このため、今回の規制緩和は、今後の原付きバイク市場に大きな影響を与える可能性があります。