タリーズオンラインストア、不正アクセスで個人情報9万件以上が流出の可能性

 

 

 

 

タリーズコーヒージャパンは10月3日、同社の直営通販サイト「タリーズ オンラインストア」が不正アクセスを受け、ユーザーの個人情報が最大9万2685件流出した可能性があると発表しました。特に、クレジットカード情報を登録していたユーザー5万2958件については、カード番号やセキュリティコードも含む情報が流出した恐れがあるとしています。

流出した可能性のある情報
今回流出した恐れがある情報には、以下のような個人データが含まれています。

氏名
住所
電話番号
性別
生年月日
メールアドレス
ログインID
パスワード
配送先情報
また、クレジットカード決済を行ったユーザーに関しては、次の情報も流出の可能性があります。

クレジットカード番号
カード名義
有効期限
セキュリティコード
発覚の経緯と対応
タリーズは2024年5月20日に警視庁からカード情報が漏洩している可能性があると連絡を受け、即座にカード決済を停止。その3日後には、オンラインストア自体を一時閉鎖しました。現在、同ストアのセキュリティを強化し、改修した上で再開を予定しています。

ユーザーへの対応
タリーズは、流出の可能性があるユーザーには電子メールで連絡を開始しています。今後、セキュリティ強化策を施したオンラインストアの再開を目指す一方で、ユーザーに対する注意喚起やサポートも行われる予定です。

今後の課題
今回の不正アクセスは、システムの脆弱性を突かれたことが原因とされています。ネット通販における個人情報管理の重要性が改めて問われる中で、タリーズがどのような再発防止策を取るかに注目が集まります。また、被害を受けた可能性のあるユーザーは、不審なカード利用や情報の悪用に注意を払う必要があります。